ss1/32mileの今・・・SC1クラス歴代1位!のガレージ訪問
僅か50m余りの距離を何秒で走り抜けるか?
一時期は物凄い盛り上がりを見せ数々のショップがss1/32mileというドラッグレースを中心に生まれた
現在では中心となっていたモトチャンプ誌のマイレージ会員制度の廃止と共に開催も僅かとなりましたが
そのss1/32mileは今は数少ないコアなトップランカーの間では200mと大きく距離を伸ばし
新たなステージで今もなおマシンは進化し続けている・・・
今回はSC1クラスと言う2サイクル90~125ccまでのNo1ワールドレコーダー
知る人ぞ知る SS工房 白島選手のガレージ訪問白島選手はss1/32mileの前身である0-50m時代から今も現役のいわばこのレースの歴史そのもの
白島選手は車両製作とライダーはまた有名人のオヨヨ選手と無敵のコンビ
ゴールドのマイレージゼッケン 08はクラスで下2桁の01がナンバー1の証拠
ここが知る人ぞ知る【SS工房】と呼ばれるプライベートガレージ
白島選手の趣味の工作機械の数々
本業は内装関係の職人さんで本当に全て趣味の工作機械
ここから生まれた部品たちが一体何人の直線番長のもとへ行ったのかは計り知れない
ライダーのオヨヨ氏も大きなモノはこちらの旋盤フライスで加工依頼している
ここがワールドレコード製造工場なんですよ♪
こちらはss1/32mile時代の仕様 約50m距離をよーいドン!で2秒台でワープする化け物
フレームはRS125純正を加工 タンクはNS1用社外品を真ん中を切って再度繋げて細身に加工
ウイリーバーは無しでスタートからアクセル全開で走り切る
前タイヤは電動パッソル用
リアタイヤはNSR50用のレインタイヤをバーンナウトさせて焼いてから使う
フロントブレーキは自転車用のシマノ製2PODで徹底的に軽量化
ステアリングダンパーも使用している
そして現在の200mをよーいドンで7秒でワープしちゃう仕様♪
街のリッターバイクすら置き去りにする本当の化け物スクーター
流石に100kオーバーの速度域はカウルが必要になる
燃料はシートカウルの位置にチラリと見えるところへ300ccほど入っているのみ
チャンバーは専用のウインドジャマーズ製ワンオフ
フロントフォークはライブディオ用をリジット化してある
200m仕様に細部が変更され進化している
シリンダーとキャブの大きさが同じくらい(笑)
エンジンは4VPで・・・シリンダーはRS125
このシリンダースワップ加工は全て白島選手の自作
各種ステーやマウント類も全て自作によるもの
アドレス110のシリンダースワップは有名だが(比較的図工が簡単)
4VPのシリンダースワップはハードルが高い
初期の仕様はコンロッドを溶接して伸ばしていた!
今はワンオフコンロッドで精度も強度も高めている
左のリン青銅を打ち込んだデトネカウンターリングも白島選手の自作
大人の趣味のスケールは計り知れない(笑)
台湾のss1/32mile界とも交流が強い白島選手には台湾別注のネーム入りクランク♪
そのエンジンに取り付けられるチャンバー達
決してスクーターに取り付けられる様に見えません
という事で0-200mとして今も進化している1/32mileのスクーターのお話でした♪
また機会があれば改造スクーター関係も読み物として紹介しますね
当記事は2020年3月以前に撮影したものを記事にまとめ上げたものです