現在でもフォークオイルの量はバネ抜きで一番縮めた状態で一番上から計測して油面は55mm位が目安になってます
※2021年7月現在での4st50クラスライダーの口コミです
最大で60mm位のライダーも居ます
55mm~60mmの間のライダーが多いのでしょう
フォークオイルの番手(硬さ)は15番~20番くらい
この辺りも好みが分かれるところになると思います
オイルの番手はメーカーによって実際の粘度に違いがあるので番手のみが同じでも銘柄も同じにしないと似たようにはなりません
例でいうと・・・
ヤマハ15番とカヤバ15番では番手は同じでありながらカヤバの方が硬い事になっています
詳しくはフォークオイル粘度表とネット検索すると出てきます
最初はカヤバ20番 油面55mm (バネ シートパイプ 共にZR仕様)から始めて貰うのが平均的に思います
オイルを変えたり油量を変えた時の効果の一例
量は最大ストローク時の姿勢の高さが変わる 多いと高くなり少ないと低くなる
【例】
もう少し切れ込む様にしたい(オーバーステア方向にする) 油量を減らす
※減らす方向には限界値があり一定量で底付きをしてしまう
奥で粘らせたい(伸びを遅らせる) 硬い番手にする
※硬い番手にすると反面で入りが遅くなる(硬くなる)
調整すると同じバイクと思えない位に変化が起きますので楽しいかと思います
今回のお話の油面調整とエア抜きの本題へある程度フォークオイルを入れてからエア抜きを行うのですが・・・
ジョグ&ビーノならバネを抜いた状態で下まで縮めて上面からだいたい50mm位まで入れてからエア抜きを行います
その時にトップキャップを開けたまま伸ばしたり縮めるよりも・・・
トップキャップを利用してエア抜きをすると良いですよ
トップキャップを軽く締めた状態(キャップのOリングが中に入る程度)で何度か伸ばして蓋を開ける→蓋をして伸ばして→蓋を開けるを繰り返すと早くエアが抜けます
ブレーキのエア抜きみたいなイメージなのか?良く抜けるんですよこれが・・・
何よりも強く早く動かしてもオイルが噴き出てきたりもしないのでやり易いかもしれません♪
閉めた状態ですとフォークはフルボトムした状態になります
伸ばす方向で動かしているとフォークオイルが温かくなってくるのが手で感じられる場合もあります
ダンパーってこんな感じなんだなぁと体感するの良いかもしれません
実際にオイルの番手や銘柄を変えた時に動きの重さが違うので目安にもなると思います
油面調整というのは上の写真の様に専用の注射器みたいなゲージで合わせるかノギスで直接的に計測する2通りの方法があります
この2つの方法で実際に合わせると誤差が起きます
注射器タイプは吸い込み過ぎてノギスで計測した時より少し少なくなる場合があります
もし聞いた油面を試すのであれば教えて貰ったライダーから計測方法を聞いておくと良い場合もあります
どちらの方法が良い訳でもないので特性としてだけ頭に入れておくと良いかと思います
ほんの数ミリで体感出来ますので出来ればシビアな調整をした方が楽しいバイク作りが出来るかと思います
特にスクーターはミッション車に比べてストロークが短いので変化が多いです
量が多い場合は出来れば長いスポイトが理想です
寝かせてオイルを減らすとエアーが入る場合があります
ですので計測が完了したら再度同様のエア抜きをして再計測してみましょう
最後に!
ライダーによっては足回りのセッティングが一番楽しいという人も多いです
足回りが良いと乗り味が気持ちよくて超楽しいです♪
高級なリアサスの購入の前にフォークやリアショックのプリロードでも調整をしたら今のパッケージでも十分曲がるかもしれません♪