サスペンションのヒント
セットアップの手順としては、
1 車高とレート
2 コンプ テンション
の手順でやるといいと思います。
自分はサスの上の方の動きを気にするライダーなのでイニシャルをかけるよりかは、油面を爆上げして対応しておりました。 63ミリと記載されていますが、さらにあげてもいいと思います。
あとはオイルの管理をしっかりしてください。
どの気温でこのオイルが使えないか、ライフはどれくらいで終了するなど、感覚を研ぎ澄ませてください。
自分はフロントのオイルは1日で捨てていました。
続いてリアのセットアップです。
リアのセットアップも同じで車高とレートから入ります。
基本的には社外サスでもレートが低いバネが入っているサスペンションが多いです。
重い人用のバネ、といい渡されてもレートが柔いバネがほとんどでした。
ダブルレートのバネで、1次レートが非常に柔らかいバネがほとんどです。
なので大体のライダーがイニシャルをガンガンにかけて使用している方が多いと思います。
すると初期で入りにくく、伸びる時は急に伸びるサスペンションになってしまいます。なのでテンションを多くかけるライダーを多く見かけます。
どこのコーナーでもこれ以上攻めたら転けそう、なんて方はこんなセッティングになってないでしょうか??
さらにイニシャル0スタート不可なバネがほとんどです。
バネの自由長よりもセットスペースが短いので、バネが縮んだ状態でセットされているサスペンションが多いです。
イニシャル、ストローク量、ノッチなどの管理も自分は大切だと思います。
なので、僕はシングルレート、自由長が短いバネを使用してセッティングをしています。
バネが短いため、交換も楽です。
セッティングもシングルレートのが断然楽です!
ダンパーは必ずしっかりとしたサスペンションを選びましょう。
サスペンションごとにオイルも違えばダンパーと違うので癖を理解しつつ使用してみてください。
エンジンセッティングのヒント
FP4-STクラスはマフラーは変更可、駆動は純正というレギュレーションです。(FP4-50も現段階では同じ)
基本的にスクーターのセットアップの流れは、パワーを出してから駆動系のセッティングに入ります。
まずはしっかりとパワーを出しましょう。マフラーのパワーバンドも認識してください。
1 エンジンパワー、マフラーに合わせた燃調のセッティング
2 駆動系 点火時期のセッティング
がオススメです。
スクーターという乗り物はギア比や駆動構成さえ決まってしまえば、パワーバンドで常に走らせることができるというメリットがあります。 (FNはまた別です)
例えば、9400回転がパワーバンドのマフラーがあれば、どこでアクセルを開けても、ストレートエンドでも9400回転の回転で走るセッティングが正解です。
よく勘違いされがちなのが、例えば秋ヶ瀬の最終コーナーで9100回転で立ち上がり、ストレートエンドで9700回転まであがる。 というセッティングは間違いということです。 ギア比が合ってないので回転が上がってしまっている状況です。
FPクラスなどはギアがハイギアやスーパーハイギアなどがあるので、構成を作りやすい環境にありましたが、FP4-STクラスはギア比がマフラーに対してショートなんです。
なのでハイギアードな太くて短いベルトや、点火時期でパワーバンドを過ぎたあたりから点火時期を遅角するなどしてセットアップを進めてみてください。
それでもけっこう大変だとは思います。
また、同じ駆動構成でエンジンをオーバーホールして回転が上がってしまった。ということはパワーが出て上がってしまっているということです。
むしろ喜ばしいことなんです。 その後セッティングしてください。
回転を維持してパワーバンドをキープできる構成を目指してください!!