初心者でも楽しめる!サブコンで遊ぼう!②
サブコンで遊ぼう第2話です
サブコンのマップを描く前にマップをエリアで分けて意味を知っておきましょう
これはエニグマのマップです 縦はアクセル開度(TPS)横は回転数(RPM)
先ずはマップ通過ラインを理解してください
アイドリング位置からアクセルを開けると駆動系クラッチイン回転数から一気に上に上がり
レース車両で言えば100%付近の位置をほぼ横ばいでスクロールします
これが発進から最高速度域までの動きです
次にマップのエリアを説明します
写真の枠の範囲はザックリとしたものでイメージ程度でお願いします
ここからはキャブレターのイメージでお考え下さい
高というエリア(勝手に名称を付けています)はキャブで言えばMJ(メインジェット)
この部分だけを触ればOKという記事も見かけますが・・・
それはメインジェットだけ交換すればOKという概念になります
ここは主に高速域(高負荷域)の燃料を増減させます
次に低と中というエリアはキャブレターで言えばMJ以外の要素を指します
ここからはプラグの焼け色を見て濃い薄いを判断してMJのみの変更でセットアップしていた方には
少々難しくなってくるエリアになってきます
このエリアはスロージェット(SJ)やニードルなどキャブレターの様々な部分での変化を演出するエリアです
少々難しくはなりますが自分が欲しい要素をイメージすることで反映させる事が可能です
コーナーの立ち上がりなどの再加速時のピックアップを上げてみたりとバイクの性能を高められる面白い部分です
インジェクションの面白いところはキャブレターでは負圧で行われていた部分を強制的に出来るところです
次にマップの位置関係を決める考え方
タコメーター必須です
アイドリング位置はエンジン始動すれば分かります
クラッチイン回転数はアクセルをゆっくり開けていくと前に進み始める回転数
最高回転数は全開走行での回転数
ボトム回転数はブレーキングした場合の最低回転数
おおまかにこれくらいの回転数を把握(もしくはイメージ)してください
アクセルを開けたり戻したり
坂が来たりとアクセル開度は全開でも回転は常に上がったり下がったりします
アクセルを開けるスピードでもマップを通過するラインは変わります
この細かいマップの位置づけは次回③話にて【たたき台マップをザックリ作る方法】に続きます
次回からは実際にマップを描いてみる事になりますのでお楽しみに