4stジョグ&ビーノ 燃料ポンプ交換
安い中古車体を購入してきた場合で破損していると一番大きな出費になる可能性が高いパーツ
この燃料ポンプ見分けて中古車体を買う場合に大きな出費にならない様に注意したい
業者オークションで車体を購入するプロ中のプロは分解せずに覗き込むだけで判断してしまう
今回は4st50レース界では知る人ぞ知る関東の凄腕バイク屋さんでありながら・・・
ss1/32mile SAクラス歴代2位の現在日本最強の5STエンジンのカリスマ【モスキートさん】に
燃料ポンプについての超マニアックなお話をお伺いしました♪
週に2台が納得出来て組み上げられると言うモスキート松村さん
松村さんの手にかかれば1つ1つの細かなタッチまで新車以上のフィーリングに化ける
ある意味モスキートさんの街乗り中古車両がレース車両の1つの基準レベルと思います♪
噂を聞いて四国のレーサーが車両を購入したりと間違いの無い作業が評判です
燃料ポンプはパッと見で種類が分かる!
これがリコール前のポンプ
これが対策後のポンプ
形状はどちらも同じ!唯一違う部分は?【POM】と描かれた部分に新車時に取り付けられたポンプは何故か茶色っぽいマーキングが入っている
この何でもないマジックペンで殴り書きされたマーキングを車両の下側から除き込み判別するのだ
これがプロの車両購入術です!もう超マニアックでしょ?(笑)
どうして判別する必要があるのか?この燃料ポンプは対策後のモノは壊れずらいのですが・・・それでも壊れます
ですが・・・壊れていても壊れていなくても新車時のマーキングポンプならば・・・
リコールにより無償交換が可能である!
マーキング無しのリコール作業が行われていた場合は約2.5万くらいポンプを実費購入する必要があります
3万円前後のネットオークション車両はポンプ1つで割安感が一気に無くなるので注意なのです
まぁまぁな変態5STマニアなら燃料ポンプだけで1時間は楽に語り合えたりします(笑)
それでは交換してみよう!シートカウル周りの脱却が必要になります 詳しくは動画でどうぞ
出来るだけ目一杯ガソリンを灯油ポンプなどで抜き取ってください
それから左右にあるこのボルトを外してください
燃料ポンプはこのボルト4本で挟み込まれて固定されています
燃料ホースとハーネスのカプラーを外します
カプラーは爪を押しながら外します
燃料ホースは外側にロックがありますのでスライドさせてロックを解除してください
外れたホースから燃料が出てきますので注意してください
タンク側は傾けてれば出てきません
先に配線カプラーを外しておいた方が燃料が出てきても慌てません♪
タンクキャップをして裏返しても燃料は出てきますので極力ガソリンは排出しておいてください
周囲にあるボルトを外せば燃料ポンプは外れます
外すと合わせ面が錆びてる場合が多いです
ゴムパッキンで挟むので漏れないと思う業者も多いようですが・・・
モスキートさんはしっかりと1000番程度の紙やすりで綺麗に仕上げて
ガソリンが滲んで漏れてこない様に丁寧に仕上げます
リコール作業をしてある車体で燃料が滲む車体が多いのはこれが原因です
あとはパッキンを挟んで燃料ポンプを入れて上に外枠で挟み込み固定します
この時に一定箇所でしか組み込めないのですが・・・
この2つに印を合わせてあげればバッチリ組み込めます
後は逆の順序で組み上げれば作業は完了です
燃料ポンプを長持ちさせるコツは?
燃料ポンプはガソリンに浸かり熱を逃がしています
ですのでガソリンが少ないとポンプが熱を持ち消耗が進みます
ですから燃料は少なくも1Lは入れておいた方がポンプに優しいです
ビーノの場合は給油口を覗くと燃料ポンプが見えますのでポンプがガソリンに浸かるまで入れておくと良いです
有償交換の場合の交換部品
⑦ フユエルポンプコンプリート 3P3-E3907-00
⑨ O-リング 1S4-24486-00