即興で作る茂原ツインサーキット 4st50s仕様

 総エントリー台数30台オーバー♪ 

めちゃくちゃ人気の茂原ツインサーキットの4サイクル50ccスクーターレース

手軽で簡単な仕様から少々マニアックに作り込む事も可能なノーマルマフラーのスクーターレースです

 

今回は30台の中でも一番の混戦模様な43秒付近で十分戦える仕様を紹介します

参戦中の上位ライダーなら十分に42秒を切る事も可能でお手軽仕様の指標になるかと思います

今回は部品交換のみならず目安になる数字も公開し、闇雲に新品交換せずに戦える仕様かと思います

 

 駆動系 

主に変更する箇所はクラッチスプリングとローラーのみ

必要に応じてシムワッシャーを1枚(0.25~0.3mm)

 

クラッチスプリング 純正品番 50W-16626-00 3個購入

純正から組み替えてあげます

 

ウエイトローラーは総重量で25gを基準に調整(茂原の場合)

ノーマル状態では5gが6個で1個抜くことで25gでも可能

4.5gを購入して5個組みで5gと入れ替えていく事でも良いかと思います

23gを切るようでしたらシムワッシャーを使う(0.25~0.3mmを足す)

軽い方向へ進み過ぎるとコーナー脱出の回転数は高まりますがその後に吹け切ってしまい遅くなります

ですので変速位置をロー側にさせて極端にローラー重量は軽くしない方が影響が少ないと思います

 

ベルトは寸法を計測してから変更する

ノギスで計測し16.1mmまでなら新品購入せずに中古のままでOK

16.1~16.2mm付近を目安に使うのが良いかと思います

その場合の長さはおおよそ外周で653mm以下であると思います

それ以上長いモノは変速の谷が起き易い

新品購入であれば16.3mm以上で長さは653mm以上あります

その場合はシムワッシャーを入れるか軽めのローラーで運用します

 

プーリーやドライブフェイスなど極端な消耗が無ければ最初の間は少しづつ新品へ変更購入すると良いかと思います

またベルトも含めて駆動系は部品変更した場合は必ずウエイトローラーでの調整確認は必須になります

初心者はドクタープーリーのような変形ローラーは使用しない方が茂原では有利な方向性になります

 

 エンジン関連 

ノーマルマフラーは2パターンの走りが楽しめる

SA36Jのマフラーに装着されている2次燃焼装置は初心者はホースを外しメクラした方が立ち上がりも良く乗り易い

ノーマル状態の方が上の伸びが望めるのでライディングに合わせて組み替えを試してみてください

 

エンジンオイルは0W-30を基準に選択します

0W-20は吹け上りは良いですがコンディションによっては前に進む感じがしない場合もあります

冬場などエンジンの温度の上がらない時などに採用する方が良いかと思います

0W-20の場合は暖気の時間は短めにする方が良いかと思います

オイルの粘度でもウエイトローラーの重量が変化しますので銘柄を変えた場合はローラーの確認をします

 

 足回り関係 

フォークオイルは15番~20番の間で油面は55mmを基準にする

ドラムブレーキ車両は20番から始めると良いかと思います

 

リアショックは260mm~270mmの中で選択する

素直に乗り易く万能なのは265mm

出来ればKN企画製のスーパーショックくらいから始めて貰った方が調整範囲も広く楽しめます

その場合は減衰は全閉めから3段戻し前後 プリロードは5~10mm程度の範囲で調整します

 

タイヤサイズはフロント3.00 リア3.50をスタンダードとして始めると良いかと思います

転がり抵抗も軽く旋回も良く最初の間はタイムも素直に出やすいかと思います

空気圧は フロント1.2 リア1.5 程度を目安に跳ねが無いところまで上げた方が良く転がり速いと思います

 

サイドスタンドステーは路面接触の可能性が大ですのでカットします

 

 リミッターカット(サブコン) 

点火時期を調整出来るディルツジャパン製エニグマのようなサブコンはタイムアップしますが高価です

間に合わせでキタコ製imapなどを購入するのは遠回りの投資になります

サブコンが無くても十分に42秒台での走行は可能ですので、練習を積み重ねてから切り札として購入するも良いですし

経済的に余裕がある方でしたら最初から導入するのも自由かと思います

 

無理に最初から揃えなくても十分に茂原最大の混戦を楽しめる仕様は作れます!

 

 

セッティングも含めて茂原ツインサーキットでの車両製作の目安になれば良いかと思います

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