ヤマハ4stジョグ&ビーノ 腰上整備マニュアル②分解

 いよいよ腰上(ヘッドとシリンダー)分解します 

 

説明ではエンジンが降ろされて居ますが積んだままで出来ます

見易くするのに降ろしたエンジンで説明しています

ビーノはウォーターポンプがリアサスを外して車体を下げないと外せませんので注意です

ウォータポンプを外した後はリアサスを組付けてOKです

 

カウルの分解動画でメットインボックス・サイドモール・ステップ・バッテリーまで分解してください

ウォーターポンプ整備のページを見てウォーターポンプを取り外してください

マフラーも外してください(説明はございません)

 エンジンを真上から見てスロットルボディーを外す 

赤マルの部品がスロットルボディーです。インジェクション車でいうキャブレターみたいなものです

アクセルワイヤーやカプラーなど配線は外さなくてもOKです

スロットルボディーの前側にあるネジを2つ外します

そうするとエンジンから離れますが後ろ側のエアクリーナーのジョイント部分もバンドを緩めて抜きます

もう外しちゃった写真ですいません(笑)

黄色く囲んであるのがエアクリーナーのバンドです

外したスロットルボディーは邪魔になるので何かで縛って上の方に吊るしておいてください

スロットルボディーを外すとこんな景色です♪

後でも良いですがここの黄色で囲んだネジを緩めてチェーンテンショナーという部品を外しておいてください

 ラジエター外します 

黒いカバーを4つのプラスネジで止まっています

ラジエター見えてきました

右側に見えるホースのバンドをペンチやプライヤーでつまんでホースを抜きます

抜きずらい場合はCRCやラスペネなどを継ぎ目に吹くと抜き易いです

ここである程度しっかり水を抜いておいてください

ラジエターは黒い樹脂の上の固定されていて

この後ろのカバーにはプラスネジが付いていますがこれは外さずに

それ以外のボルトが4つ付いてますのででこれを外すとラジエターとカバーがセットで外れます

中に冷却ファンが出てきますので

このネジも外してファンも取ります

フライホールが見えます

あとの作業でこの様にユニバーサルホルダーを使います

フライホイールの右側あたりに水温センサーのカプラーが有るので抜いてください

 さーてヘッドの中を見てみよう! 

プラグキャップを外して黄色く囲んだ4つのネジを外すと・・・

ヘッドカバーが外れます

あなたのエンジンの中が見えてきます

じゃじゃーーん!マジ汚い!!!

これは1.5万キロのエンジンです

オイル管理が悪いと距離も関係なくボロかったりします

3万キロなのに中がピカピカって場合もあります

もう何キロだから安心とかいう宗教的な素人考えと卒業してください(笑)

今日から貴方は4サイクルを開ける人になったんですからね♪

しかし汚いからといってダメでもないパターンもあるので希望は捨てないでね♪

ラジエターの反対側にカムスプロケットというギアが見えます

これを・・・

ユニバーサルホルダーで回らない様に抑えて

カムスプロケットのボルトを取ります

4つあるナットを取ります

先ほど外したカムスプロケットを横に動かすとカムから外れます

ボルトを外した下にあるこのプレートも外します

そしてここのボルト2つを緩めると・・・

 いよいよ!ピストンや燃焼室とご対面出来ます!!! 

手前に引っ張るとヘッドが先に外れます

カーボン盛り盛りだぜ!!!

なんか嫌でしょ?(笑)

 

こんにちわ!ピストン!

シリンダーのガスケットは貼りついているので周りを軽くプラハンなどで叩くと外れます

あああああ!!!!!!

すげー擦れた跡が実に嫌な感じでしょ~

そしてリングも終わっていて吹き抜けていました

それが原因で燃焼室やピストンはオイルを燃やしながら走っていたのでカーボン山盛り

それでも普通に走ってしまってるんですよ(笑)

こんなの見たら整備したらバイクが今より速くなるのでは?という希望が湧きませんか???

これが中古車の現実ですよ~~~

オイル管理は大切です

 

次回はヘッドを分解します!!!

 

 

 

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