TPS(スロットルポジションセンサー)とサブコンの話
以前から中型排気量やレーサーなんかにはキャブでもTPS(スロットルポジションセンサー)が付いてまして
アクセル開度をCDI側に入力させて点火時期などをアクセル開度でも管理していたのですが・・・
原付もインジェクション化されてきて50ccも今では当たり前に付いている部品です
今回はこのTPSのちょっと厄介なお話をしてみます
このTPSは可変抵抗で0-5Vという電圧で信号をECUに送っています
インジェクション車の燃料マップや点火時期マップは主に回転数とアクセル開度で成り立ってます
他にも色々な要素もありサブコンの縦横の2軸の簡単なものでは無いのですが
純正ECUの主要部分はこの2軸のマップが燃料&点火になります
インジェクション車で問題なのはTPSの信号値と実際のアクセル開度にギャップが生じる可能性が有るという事
このTPSの値が適正値からかけ離れる理由は主に2つ
①TPS自体の劣化や故障
②TPS配線に割り込ませる電子機器(サブコンなど)
①も②も断線や極端な抵抗値の変化が無い限り走行が可能です
今回は②の部分での影響のお話をします
TPSからECUに入力されるこの配線に線を割り込ませると起こり得る電圧降下
点火時期の変更が可能なサブコンであればマップを作る過程で補いながらクリアーされてしまうのですが
その様なタイプのサブコンは高価でまだまだキタコ製のimapに代表される燃料調整タイプの人気は根強いです
サブコンなのか?純正ECUなのか?どちらかに対して電圧降下の可能性が起こり得る可能性があります
これが純正ECUに対して降下してしまった場合には点火時期のマップに影響してしまう可能性
アクセルが全開なのにECUのマップ上では全開になっていない現象
もしimapなどを取り付けた場合は駆動系やオイルなどアクセルレスポンスに影響のある部分を同条件で
取付前と取付後の変化を確認してみてください!
場合によっては走りがモッサリしてしまう実例があります
カプラーオン以外のサブコンはハンダでしっかりと配線を接続することも大切です