溶接機を買ってスクーター用のレーシングスタンドを作ってみる
世の中には買った方が良いと思う人と作ってみたい人が居ます
作ってみたいけど道具を揃えるならと勘定して道具を買えない場合もあります
自分は工作は苦手だから綺麗に作られた既製品を選ぶ人も居ますし
モノを欲しいと思う時の気持ちは様々かと思います
私は工作大好きなDIY派なのでやってみたい人はウエルカムです♪
コチラの世界へいらっしゃいませ~です
実際に作ってみると買った方が安い事も結構多いのでコスパを気になさる方は既製品を買いましょう(笑)
DIYは楽しいが最優先です!2~3年経ったときに自分のスキルが上がっている事の方が嬉しいと思います
溶接機を買ったら最初に作ってみると良いかなって思うスクーター用レーシングスタンド
ささやんRガレージさんの考えたレーシングスタンドが秀逸です♪
パイプの先端を潰してパイプ同士をT字に繋いでいます
これがなんで凄いのかというと・・・パイプとパイプを繋ぐより溶接初心者でも溶接が楽に出来ます
1.5mm前後のパイプ同士を突き合わせて繋ぐのは意外と最初は難しいんです
この方法なら1日程度溶接の練習をしてみた初心者でもトライし易い接合部になります
今回は高速カッターやチップソーなどが無くても金ノコやサンダーで切っても精度を必要としない様にアレンジしました
今回のレシピです
【大まかに必要な工具】
溶接機(アーク 半自動 TIG どれでも構いません)
パイプを切る道具(金ノコ サンダー など切れれば何でも構いません)
パイプを潰す道具(ハンマー 万力 潰せれば何でも構いません)
寸法を測るメジャーなど
【必要な材料】
本体部分は20~25mmくらいのパイプ(鉄でもステンでも構いません)
寸法はトータルで170cmで少し余るくらいです
差し込み部分は内径が17mm程のパイプ(少し肉厚のハンドルバーでもOKです)
こちらは7~80mmあればOKです
どちらのパイプも肉厚が1.5mmくらいあると溶接が楽です
私は外径25mm肉厚1.6mm位の鉄パイプで作りました
太さより長さだけを参考に切り出します
190mmを2本(この2本はなるべく同じ長さにしてください)
250mmを1本(だいたいで良いです)※300mmの方が良いかなと思ったりもします(笑)
330mmを2本(だいだいで良いです)
380mmを1本(これは330mmパイプより50mm位長ければ良いのでアバウトでOK)
これが本体部分の材料になります
190mmだけ出来るだけ揃えれば他は超適当でOKです
写真にはありませんが差し込み部分のパイプを7~80mm以上で適当に切っておきます
結構ざっくりしてますがそんなにシビアでは無いので気軽に作業しましょう♪
190mmと330mmのパイプの両端を潰します
これで下準備が完了です♪
先程の写真に無かった差し込み用のパイプはこんな感じです
後は溶接して組み立てるだけです♪
250mmと380mmのパイプの間に潰した190mmをこのように仮止めして繋ぎます
仮止めをして250mmと380mmの2つがちゃんと下に設置していればOKです
仮止めはちゃんと調整しながら裏表やっておいた方が歪みが少なくなります
190mmは多少ねじれてても大丈夫です
こんな感じになります
仮止めの時にちゃんと接地を確認して裏表調整しながら仮止めしないと本溶接で結構ねじれますので注意です
330mmの潰したパイプをこんな感じで付けます
前側を少し立てるとスタンドを掛けるのが軽くなり
両方を同じ加減で合わせると安定方向になりますがスタンドを掛けるのが重くなります
仮付けして好きな位置を決めます
写真ですと片側が長くなっているので長い方を切り飛ばします
上に差し込み用の70mmを取り付けます
微妙に上に角度を付けた方が車体が真っ直ぐ立つ傾向があるようです
最後に330mmの下側を本溶接して完成になります
ぱぱっと作って思うのですが・・・先ほど書いてた様に250mmは300mmで作れば良かったなって思います(笑)
あとがき
慣れた人間なら1~2時間で完成しますが初めての初心者でも1日あれば十分作れる工作だと思います
溶接も難しくは無い部類ですが色々な方向や角度で溶接したり、少し隙間が生まれる部分もあって多少肉盛りも必要な場合あります
重要なのはしっかりと繋げる事を優先して見栄えは後からということで♪
溶接の練習をしたらご褒美でレーシングスタンドをGET出来たと思ってください(笑)
今回のスタンドはYouTubeチャンネル 【ささやんRガレージ】さんの協力で製作しました
他にも沢山の楽しい動画ありますのでチャンネル登録よろしくお願いします
作業での事故やトラブルはご自身の責任の範囲でよろしくお願いします