初心者でも楽しめる!サブコンで遊ぼう!①
インジェクション車の燃調マップの誤解を解いて
誰でも楽しめる様に分かり易く、更に一歩踏み込める様に詳しく説明します
ディルツ製 エニグマを中心として他のサブコンも理解出来るよう汎用性を持たせた感じで説明します
主にヤマハ ジョグを主とした車両で進行しますが他車種でも活用出来る話になるかもしれません
※既存のインターネット上にある記事の概念とは大きく異なる部分が多いですが
他記事を否定するものではありませんのでご了承ください
見た目から細かい数字がいっぱいあってこれを1つ1つ書くのか?
そう思うと気が遠くなり・・・私には無理だよってなりますよね?
そうではありません!基準になるマップは純正ECUの中に有ります
どういう事かと言うとサブコンは純正のECUの燃料マップを補正するだけのモノです
例えば・・・純正ECUが10噴射するところを2つ足して12にしてあげるという事です
足りないや多いと思うところを足すか減らすかを描いていくのです
最初は一部分だけを増やすだけでも良いのですが・・・
それでは速さには大きく繋がらずサブコンの面白さを体験出来ません
いいえ!エンジン本体がノーマルであれば簡単には焼き付きません
2サイクルと違い潤滑油は燃料とは別の4サイクル車は簡単には壊れません
その前に走りが変だと気付くと思います
またシリンダーが異常な温度に上がった場合は純正ECUはセーフモードに切り替わり保護されます
燃料マップで壊れる機会は少ないので不安にならずチャレンジしてみてください!
サブコン導入で壊すのは回転リミッター解除した場合に起こる!
高回転域では回転リミットを設ける事によって保護も可能ですがヘッド周りの破損
これは駆動系で主にウエイトローラーでしっかり調整するべきです長い下り坂が続くもしくは長い高速コーナーが続く場合はリミット回転数は慎重に
概念は似ています!しかしキャブレターの構造というか各所の機能を理解している事が前提になります
メインジェットに例えられる部分やスロージェットに例えられる部分
マップの位置関係的にキャブレターでいう機能する部分になる位置が存在し
それをイメージしてマップを描く感じになります
この辺をこれくらいの数字を入れれば走りますよ~なんて話はメインジェットしか触れ無い事と同じです
サブコンのマップはキャブレターの機構を2軸のマップで展開したもの
よくインターネットやYouTubeで見かける空燃比系を使い数字を揃えるセッティングを見掛けると思います
理想空燃比は●●だからココは濃くしてとか・・・ここは濃いとか・・・
それは大きな間違いです!
そもそもその空燃比が本当に速い数字なのか?疑問に思いませんか???
その狙う空燃比の数字は走行テストの結果的な数字が正解であります
つまり動画で行われている全域を同じ数字に揃える作業は無駄な作業なのです
実際に乗車して負荷の掛かった状態とスタンドを掛けて空転している時では条件が大きく違いますので
またアクセル開度が前回の時はいくつ オフの時はこれくらいと本当の速さの数字は違います
要するに実走行をある程度出来るところまでザックリと調整をして
実走行で色々な概念でマップを描き直しを繰り返し
ラップタイムやタコメーターなどの計器を使い速く走れる状態までは空燃比計の必要性はありません
じゃあ空燃比計はどこで使えば良いの?ということになりますよね?
空燃比計はまぁまぁ走るようになった状態の空燃比を知るだけに過ぎません
その良く走る空燃比を知った状態を維持する為に見るものです
あれ?ちょっと今日はズレたな?と思いながらも走行して
数字を良く走る空燃比に微調整をしてみたら アレ?微調整前の方が良いのかも?(笑)とか
つまり空燃比計は最初から無いといけないものでもないんですあれば便利です♪
本当の理想空燃比とは・・・机上の空論と実走行の数字は全然別物です
最初の一歩はこんな感じでサブコンってどういうものなのか理解できました?
次回はエニグマのマップを何分割かに割ってセットアップのイメージを説明します♪